ブロガー・インフルエンサーの隆盛や副業推進の拡がりにあわせて
ブログを副業として始めようという人は年々増えてきているように感じます。
ブログをこれから始める人へのアドバイスで代表的なものとして
- 「とりあえず100記事!」
- 「100記事書いてからが本番」
- 「とにかく量をこなすことで慣れろ」
という暗黙のルールのような何かがあります。
「とにかく量を増やすことで慣れろ」というのはまだいいとして
「とりあえず100記事」は正直、目的を見失っている間違ったアドバイスです。
「とりあえず100記事」について詳しくはこちらの記事でも紹介しているので、ここでは割愛します。↓
私は記事数よりも、もっと重要視すべきポイントがあると思っています。
それはサイト内の滞在時間です。
サイトアフィリエイトは別として、なぜかブログ運営に関しては
「とにかく記事を書きまくれ!」
「100記事書け!」
という意見がやたら目立ちます。
正直、量も質もどちらも大事なので、この2つを比べることすらナンセンスだと思いますが
間違いなくこれだけは言えます。
「質にこだわった記事の量を増やす」というのが最適解です。
頭を悩ませて記事を書いてなんぼです。
質にこだわると必然的に多くの投稿はできませんが、
その記事一つ一つに時間をかけて推敲することこそが重要であり、それは「記事の量の追求」よりも遥かに価値が高いものです。
記事の質にこだわり始めると当然記事の文字量は増えます。
そうすると一記事あたりのユーザーの滞在時間も延びて行きます。
ユーザーのサイト滞在時間を延ばせば、Googleからの評価が上がります。
私はこの流れを念頭に入れた上でサイト構築を進めていきました。
この記事では、「検索ユーザーのサイト滞在時間」を伸ばすために私が実践していた5つの施策について紹介していきます。
Contents
サイト滞在時間を延ばす施策①タイトルと記事内容は「必ず」合致させる
根本的なことですが
タイトルと記事の内容にズレがあってはいけません。
「そんな当然のことやっているに決まっているじゃないか」
と思う人は多いでしょうが、これを徹底できてない人は存外多いです。
例えば
■「私が実践している育毛に効果的な日常生活習慣10選!」
というようなタイトルの記事を作ったとして、
記事の内容と結論が「育毛剤の紹介」に結びつけられていたらアウトです。
これがタイトルと記事内容のズレです。
アフィリエイト案件につなげようとするあまり、育毛剤の紹介をしたい気持ちはわかります。
しかし、このタイトルを見てクリックした検索ユーザーは、
「育毛に効果的な生活習慣」を知りたかったはずなんです。
それなのに、記事途中から「この育毛剤がオススメです!」というような自分都合な主張はユーザーが引いていきます。
離脱したユーザーは戻ってこないし、Googleからの評価もマイナスにつながる。
サイト記事は実店舗と同じです。
店の看板と商品は一致させないと客は混乱するだけです。
「タイトルと記事の内容を合致させる」という基本は
サイト滞在時間を伸ばすためには大前提となるものです。
サイト滞在時間を延ばす施策②なるべく結論を先に述べる
私は基本的に記事内では結論を先に述べています。
これは情報の受け取り手が理解しやすい状況を作るためにもすごく有効的な手段です。
結論をもったいぶって記事最後に持ってくるという手法もありますが(私はこれを「ストーリー記事」と呼んでいます。)それはケースバイケースで。
特に難しいことは考えず、結論を先に持ってくる記事の方が
読み手にわかりやすいまとまりのある記事になります。
結論を先に述べている方が記事の目的を簡潔に伝えることができるので
ユーザーの離脱率を下げることができるでしょう。
例えば
■「私が実践している育毛に効果的な日常生活習慣10選!」
という記事であれば、まずは記事冒頭に「見出し」を付けるという方法があります。
どのような育毛習慣があるのか、その10個をひとまとめにして結論に近い形で列挙することができます。
他にもこのような結論先出しの手法があります。
記事冒頭で
『育毛のために最重要なのは「日々の積み重ね」だと私は確信しています』
『私が過ごしてきた日常は、髪にとって「害悪」でしかなかったと痛感した』
というような断言する形で自分の主張を明言することです。
こうすることで、その主張に共感したユーザーや、興味を惹かれたユーザーが
その先も記事を読み進めてくれる可能性が高まります。
この記事の目的をしっかりと検索ユーザーに伝え、ユーザー自身にも目的をもって記事を読んでもらえるようなサイト作りを心がけましょう。
なお
「結論を後回しにした方がユーザーは気になって先まで見るのではないか?」
と思う人もいるかもしれませんが
これは本当に難しい。
よほど文章構成力に長けた人でないと、ユーザーがじっくり読んでくれるような記事にはなりません。
ザーッと下までスクロールして、記事の結論読んで「ああ、そういうことね」でサッと離脱していきます。
慣れない内は結論を先に持ってくる記事が無難でしょう。
サイト滞在時間を延ばす施策③画像・吹き出しをバランスよく配置する
この記事を見てもわかる通り、
私はh2タグの見出しの下に必ず画像を設置しています。
文字の間に画像を入れると、不思議と記事の読みやすさがグッと上がります。
こういったサイトマネタイズのノウハウ系サイトでは
「記事の質」こそが重要なので、画像を入れない人も結構たくさんいます。
文字だけで十分に伝わる情報ではあることは間違いないです。
しかし、
一般的に文字のみの小説よりも、挿絵の入った小説のほうがメリハリを感じられて読みやすくなるものです。
文字と画像が一緒になることで、人はより情報を整理しやすくなります。
また、画像を入れ込む以外にも「吹き出しを入れる」というのも、ユーザーを飽きさせない一つの方法です。
吹き出しの作り方はワードプレスのテーマによって様々です。
私はワードプレスのテーマに「JIN」を使用しています。
吹き出しの挿入は比較的簡単に行える有料テーマです。
無料テーマでは「Speech Bubble」等の吹き出しを作るためのプラグインを設置しなければなりません。
吹き出しの細かい作り方についてはこの記事では割愛させていただきます。
しかしここで気を付けて欲しいのは
吹き出しだらけの記事は逆に見づらくなるという事です。
たまに、会話調でずーっと続いていくフランクな記事を作成している人もいますが
これは強調しているポイントがわかりにくくなり、純粋に記事全体が読みづらくなりますので、
吹き出しの良さを完全に壊してしまいます。
「見出し下の画像」と、「バランスの良い吹き出し」こそが記事を飽きさせずに読ませるためには重要です。
サイト滞在時間を延ばす施策④動画コンテンツを埋め込む
私が運営しているサイトの一つWEDDING MOVIE LABOでは
動画コンテンツを埋め込んだ記事がいくつかあります。
埋め込み型の動画をサイト内で見てもらうことによって、
ユーザーのサイト滞在時間を伸ばすためです。
しかし、もう少し視野を広げてみましょう。
YouTubeの動画をブログに埋め込めば、ユーザーのサイト際在時間を延ばすことにもつながります。
詳しくはこちらの記事でも解説しています。↓
YouTubeのような動画コンテンツと、文字媒体のブログやサイトは切り離してはいけません。
私にとっての動画コンテンツはサイトの情報補助媒体です。
メインはサイトでの情報発信。
そちらでアフィリエイト案件へとつなげていく形の方が収益性ははるかに良いでしょう。
激安のサーバーでも使わない限りは、記事表示速度の遅延の様な影響は出ませんし、
サイト滞在時間が伸びることによる恩恵のほうが大きいと個人的には感じています。
サイト滞在時間を延ばす施策⑤内部リンクでサイト内動線を作る
これは極めて重要なポイントです。(どれも重要ですが)
内部リンクが増やせそうな記事は、内部リンクの設置を徹底して行っていきましょう。
先ほども私は
「詳しくはこちらの記事でも解説していますが・・・・」
↓
別記事へのリンクを張る
というくだりで別記事への誘導を促しました。
これは検索ユーザーのサイト内の回遊性を高めて、サイト全体の評価を上げるために有効な施策となります。
さらには、アフィリエイト案件につながる記事への誘導を図ることもできるので
アフィリエイトで売り上げを伸ばすためには、汎用性が非常に高い重要な方法です。
例えば
■「私が実践している育毛に効果的な日常生活習慣10選!」
という記事を書くとして、記事の結論に
「そんな習慣を送っている私のオススメの育毛剤はこれです」
↓
育毛剤のアフィリエイト案件へのリンクを張る
などとやっていては、サイト自体の信頼性も損ないかねませんし、成約にはつながりません。
このような場合は、「育毛習慣10選」の記事と「育毛剤のアフィリエイトリンク」の記事の間に
ワンクッションとして「育毛剤紹介記事」を挟むことが効果的です。
■「私が実践している育毛に効果的な日常生活習慣10選!」
↓
「このような習慣を送っている私ですが、もちろん日常的な育毛剤の使用も行っています」
↓
■「○○育毛剤を3か月続けてみた結果!効果的だった使用方法とは?」
↓
育毛剤案件への誘導
これで自然な流れで育毛剤案件への誘導が図れます。
このような内部リンクの応用方法もありますので、是非とも内部リンクはガンガン使っていきましょう。
情報過多の今の時代はサイト滞在時間を意識しろ
この記事では記事の量よりもサイト滞在時間を重視しろ!という主張のもと
サイト滞在時間を伸ばす5つの施策について紹介していきました。
- タイトルと記事内容は「必ず」合致させる
- なるべく結論を先に述べる
- 画像・吹き出しをバランスよく配置する
- 動画コンテンツを埋め込む
- 内部リンクでサイト内動線を作る
今の時代は情報過多の時代です。
2009年頃までは、有益な情報はかなりクローズドな環境での未公開されており
詐欺覚悟で有料の情報商材を購入して情報を得るしか方法はありませんでした。
しかし、Googleアルゴリズムの変動や
ネットユーザーの情報リテラシー向上に伴い
有益な情報はどんどん無料で公開されていくような時代になりました。
とはいえ、そのおかげで誰もが満たされる時代になったわけではありません。
今度は有益な情報が増えすぎて、人の生活も多様化してしまい
結局、何をすればいいのかわからなくなる人が急増しているのです。
情報がヨコに増えすぎた時代には
タテに情報を増やすことが重要だと私は考えています。
それがコンテンツの深み、ユーザーのサイト滞在時間となって現れるわけです。
これからの時代はどんどん情報があふれていき、人の暮らしも多様化して行きます。
今の時代ですらすでにパンクしているようにみえますが、あくまでそれは情報がヨコに広がっていっただけの、上辺だけの状態です。
だからこそ私は、専門性のある特化型サイトの運営を推奨しているわけです。