私は特別なSEO対策をやりません。
意図的な被リンクを送ったり、ディスクリプションをいじったり、タイトルタグをあれこれしたり、プラグインであれこれしたり
文章量がどうとかパーマリンクがどうとか、画像の名称がどうとかPingがどうとか・・・
ほとんど考えていません。
そのようなSEO施策にどっぷり浸かったサイトを公開するのは
「小手先のSEOに頼らないとサイトを押し上げる自信がない」
と自ら吹聴しているようなものです。
「SEO対策」ってきくと色んなツールを使って、様々なやり方で検索上位に押し上げるイメージがありますね。
結局はどれだけコンテンツの質が良かろうと、検索上位に来ない限りは読まれないからね。
しかし、SEOに明確な正解は存在しません。
Googleとしては曖昧な「指標」を提示しているだけなんです。
それでもそこそこ売り上げは出せているので、私のやり方に間違いはなかったと思っています。
この記事では、私が今まで色々実践した中で確実に効果があったと思われる
記事タイトルの付け方について解説していきます。
Contents
- 1 SEOを考える上で「記事タイトル」は間違いなく重要
- 2 SEO対策タイトル①ターゲットが反応するキーワードを入れ込む
- 3 SEO対策タイトル②数字を入れる
- 4 SEO対策タイトル③32文字までに情報を詰める
- 5 SEO対策タイトル④言葉を簡略化して考える
- 6 SEO対策タイトル⑤タイトルに記事を読むメリットを入れ込む
- 7 SEO対策タイトル⑥タイトルでリスクを煽る
- 8 SEO対策タイトル⑦冒頭をすみ付きカッコ→【】で強調
- 9 SEO対策タイトル⑧「実体験型」のタイトルは読まれやすい
- 10 SEO対策タイトル⑨「簡単」「誰でも」「最安値」「効果的」等のキラ―ワードを入れ込む
- 11 SEO対策タイトル⑩検索上位の記事と並べてみて、一番目立つようなタイトルにする
- 12 私がやっていない・やらなくても良いと判断したSEO対策
SEOを考える上で「記事タイトル」は間違いなく重要
「記事のタイトル」は私が真っ先に重視すべき点として考えているポイントです。
その記事の質や文章量などどうでもよい。
クリックされるかどうかはとにかくタイトルが全て。
しかし、私は小手先のテクニックが大嫌いなのです。
矛盾するようですが、この記事で紹介することは一般的に「テクニック」と言われるものに該当するかもしれません。
ただ、テクニックと考えるよりは、マーケティングの基本・原則として認識していただきたい。
インターネットマーケティングの原則として周知された事実のみを主観的に述べて行きます。
まずは
- 検索ユーザーが思わずクリックしたくなるタイトルであるか
- 検索エンジンが検索キーワードを認識しやすいタイトルであるか
この2点は何が何でも意識しましょう。
私が運営している結婚式のムービー自作サイトで実際に行ったタイトル変更には次のようなものがあります。↓
たったこれだけ。
これだけでアクセス推移は4カ月かけてゆっくり上昇し、変更前の2倍にまで増えています。
このタイトル変更には、どのような技法が使われているのでしょうか?
私が日ごろ意識しているタイトルには、次のような要素を盛り込んでいます。↓
- ターゲットが反応するキーワードを入れ込む
- 数字を入れる
- 32文字までに情報を詰める
- 言葉を簡略化して考える
- タイトルに記事を読むメリットを入れ込む
- タイトルでリスクを煽る
- 冒頭をすみ付きカッコ→【】で強調
- 「実体験型」のタイトルは読まれやすい
- 「簡単」「誰でも」「最安値」等のキラ―ワードを入れ込む
- 検索上位の記事と並べてみて、一番目立つようなタイトルにする
この10個です。
前述した【トラブル多発】ウエディングムービー自作における16の注意点!のタイトルには
上記の10個の要素のほとんどを取り入れています。
これくらいの情報は、どこにでも書いてあるようなありふれた情報です。
私が実践した中ではこの10項目をタイトルに盛り込む手法は極めて有効的だったと感じています。
これは記事内の「見出し」でも同様に効果を発揮すると思われます
それぞれの項目について詳しく見て行きましょう。
SEO対策タイトル①ターゲットが反応するキーワードを入れ込む
記事タイトルを決める上で基本中の基本となる項目ですが
タイトルにはターゲットが反応するキーワードを入れ込みましょう。
・・・凄く当たり前の事だと思いますよね。
しかし、これができていない人は意外と多い印象。
例えばこのようなタイトル記事↓
■無駄な会社の飲み会に参加していませんか?自由になりたい人がやるべき事とは?
このタイトルのどこに問題があるのでしょうか?
どんな検索ユーザーを狙っているのか?
そのユーザーはどんなキーワードで検索すると予想されるのか?
記事の着地点はどこを狙っているのか?
そこがすっぽり抜け落ちていているんです。
このタイトルでは検索されませんし、パンチが弱すぎます。
この記事の要点としては
- 「無駄な飲み会は時間の無駄」
- 「飲み会の上手な断り方」
- 「自分で独立するためには時間を有効的に使え」
こんなところでしょう。
自分の思ったままに記事タイトルを作っていては、一向にアクセスは集まりません
「会社、飲み会、無駄」
「会社、飲み会、参加しない」
「会社、飲み会、嫌」
このような検索キーワードを意識したタイトル選定が重要です。
しかし、キーワードを詰め込み過ぎた記事はアウト。
例えば以下のような記事タイトル↓
■○○青汁はダイエットにオススメ?口コミは?効果的な飲み方は?最安値は?
これも商標アフィリをやっている人にありがちなタイトルです。
記事の読み手にとって「この記事を読めばこんなことが分かるな」
というタイトルにしないとクリックされません。
散らかり過ぎたタイトルは、訪れたユーザーを困惑させるだけでなく、
書いている本人すらも記事構成に泡間を悩ませます。
こんなにキーワードを詰めるぐらいなら、
それぞれのワードで別記事に分散して記事を作りましょう。
SEO対策タイトル②数字を入れる
タイトルには数字を入れましょう。
これはかなり定番の手法であり、私個人的にも絶対やっておいた方が良いと思っています。
例えば
■私がサイトアフィリエイトで稼いだアクセスアップのノウハウを暴露します!
というような記事があってもメリハリがありません。
記事の内容も少しまとまりが無いように感じられてしまいます。
■月100万円稼いだサイトで実践した3つのアクセスアップノウハウ!
とした方がより具体性があり、検索ユーザーとしても「これはまとまりがある記事だ」と認識してくれるでしょう。
この本記事のタイトルも
【実証済】ブログ記事はタイトルが全て!10の秘策でアクセス2倍!
というタイトルになっており、「10の秘策」と「アクセス2倍」という明確な数字を提示しています。
こうすることで、検索ユーザーへのメリットを提示するとともに
自分自身が記事を書くときにも明確に記事構成を練り上げる事ができます。
SEO対策タイトル③32文字までに情報を詰める
この手法も散々色々な所で言われていますが、やはり意識した方が良いです。
検索結果画面では記事タイトルの32文字目までしか表示されません。
32文字を超えるタイトルは33文字目から「…」という表記に切り替わります。↓
しっかりと32文字以内にタイトルを収めるとこのようになります。↓
SEO対策タイトル④言葉を簡略化して考える
32文字以内にタイトルを収めるためにも必要なのが、タイトルの簡略化です。
前述したダメタイトルを例にあげましょう。
■無駄な会社の飲み会に参加していませんか?自由になりたい人がやるべき事とは?
これを記事概要からエッセンスを抜き出して簡略化させます。
- 「会社の飲み会は時間の無駄」
- 「飲み会の上手な断り方」
- 「自分で独立するためには時間を有効的に使え」
この3つを組み合わせてタイトルを簡略化させてみます。↓
■会社の飲み会は無駄!上司を怒らせずに上手に断る5つのウラ技!
■【全て断れ】私が実感した会社の飲み会を断る8つのメリット
これが「32文字以内」で「数字」も取り入れ「簡略化」させたタイトルです。
ここからは少し難しくなるかもしれないけど
小手先タイトルにならないようにするには、「検索ユーザーの潜在意識・真相心理」を知る必要があるんだ。
SEO対策タイトル⑤タイトルに記事を読むメリットを入れ込む
検索ユーザーが一目で分かるようなメリットを、タイトル上で明確にしておきましょう。
メリットが分かりにくいぼんやりしたタイトルは
検索キーワードにも引っかかりにくく、クリック率も上がりません。
例えばこのようなタイトル↓
■○○育毛剤購入してみた!使ってわかったレビュー紹介!その驚きの真実とは?
レビュー記事はアクセスを稼ぎやすいですが、
この記事の目的と、この記事を読んで得られるメリットがまだまだ薄いです。
もう少しメリットを明確にしてあげるとこのようになります。↓
■○○育毛剤を2ヵ月試して実感した3つの効果!最もベストな使い方とは?
ここでもやはり「数字」が便利です。
メリットがより明確になり、「効果」や「使い方」といったキーワードに訴求できてクリック誘導が狙えます。
ただ、「ベストな使い方とは?」といった、要点をぼかすタイトルも良いですが、
「○○がベスト!」というように、タイトルで先に要点を言い切ってしまってもいいです。
そうすれば、記事を閲覧したユーザーへのメリットを絡めた訴求がダイレクトにできます。
SEO対策タイトル⑥タイトルでリスクを煽る
検索ユーザーは、検索結果画面に並んだタイトルで凄く目立つのは
「危険」
「要注意」
「肌荒れ」
「副作用」
というワードです。
マイナスイメージのキーワードは、クリック率を大きく高める効果があります。
人はメリットがある事を選ぶよりも、
デメリットを避ける心理の方が強く働きます。
検索結果のトップ画面にリスクを煽るタイトルが無い場合は、
マイナスイメージのタイトルをつけるとかなり目立つので効果的です。
ちゃんと記事内で商品をフォローしないと、もちろんユーザーは購入してくれません。
さらに、あんまり広告主に嫌われかねないようなタイトルにすると、成果報酬への影響が出る恐れもあるから、ほどほどにした方が良いかもしれないね。
SEO対策タイトル⑦冒頭をすみ付きカッコ→【】で強調
最近増えてきた手法です。
すみつきカッコ→【】をつけると、タイトルがかなり目立ちます。
【】内には、狙っている検索キーワード単体や、リスクを煽るキーワードなどが良いでしょう。
【】内にキーワードを入れたからと言って、そのキーワードで上位表示されるといったSEO上の効果があるわけではありません。
あくまでインパクトをつけるための処置です。
例えばこの記事では
【例文有り】ブログ記事はタイトルが全て!10の秘策でアクセス2倍
としています。
「例文有り」というキーワードで検索する人はいないとは思いますが
記事内にはタイトルの例文があるという点を強調して、参考例文を求めているユーザーに訴求できればと思い、あえて入れています。
もちろんこれも検索結果画面に同じようなタイトルが並んでいない事が前提です。
そして【】だけでもタイトル制限文字の32文字中2文字を費やすことになってしまうので
臨機応変に使い分けて行くことが大切です。
SEO対策タイトル⑧「実体験型」のタイトルは読まれやすい
「実証済み」
「実体験」
「経験談」
「実際に使ってみた」
というような実体験に基づいたようなタイトル文は、
記事自体を読まずとも記事の説得力を持たせてくれる有効的な手法です。
こう言った体験型の記事では、サプリメントや化粧品等の消耗品のレビュー記事だけでなく、
転職活動やクレジットカードのようなサービス系の案件記事でもいくらでもやりようがあります。
しっかりとした実体験をもとにレビューしている記事の方がコンバージョンは格段に上がります。
そこに写真等のエビデンスがあればなおよし。
大きな差別化はこうした地道な努力からもできるよ!
SEO対策タイトル⑨「簡単」「誰でも」「最安値」「効果的」等のキラ―ワードを入れ込む
私はプライベートブランドを持つ会社に勤めており(2019年7月時点)
TVやラジオ、カタログ、新聞、折込チラシ、WEB等のあらゆる媒体を利用した商品拡販に携わっています。
その中で広告の打ち方の中で
「簡単」「誰でも」「最安値」「効果的」
といった、訴求力の強いキラーワードを使う事の重要性を痛いほど体験してきました。
ここまで強い表現を使う事は考査(媒体ごとの表現規制)上で引っかかる事もありますが
WEB上での展開は、そこそこやりたい放題という状況です。
もちろんこれは顧客セグメントを意識した上で、
「こういった顧客に訴求する」というものを明確にした上でキラーワードを選んでいます。
これはアフィリエイトにも応用できます。
「簡単」「誰でも」「最安値」「効果的」
というキーワードに惹かれる検索ユーザーは多いでしょう。
厳密に言うと、化粧品やサプリメント等の医薬部外品では
「効果的」や「効きます」といったワードは完全にアウトです。
しかしWEB上のアフィリエイターによる展開では容認はされてないにせよ、やりたい放題の無法地帯となっています。
キラーワードはあくまでタイトル上でだけの表現にとどめておきます。
記事内では、上手く表現を柔らかくして伝えることがポイントです。
ここではその表現を言いかえるテクニックについては割愛します。
アフィリエイターが過激に表現することで薬事法や薬機法へ抵触するような事態を避けようとしていた狙いがあると思われます。
キラーワードは凄まじい効果を発揮します。
これをいち愛用者が口にする分には問題ないとしても、アフィリエイトという形で記事内で表現することを嫌う広告主もいます。
化粧品やサプリメントを取り扱う時は、薬事的に問題は無いかという最低限の知識くらいは持っておきましょう。
SEO対策タイトル⑩検索上位の記事と並べてみて、一番目立つようなタイトルにする
ライバルが強いなら、タイトルは奇をてらわないと上位表示が難しいです。
ライバルが弱いのであれば、この記事でこれまで上述してきたような施策で
十分に上位表示は可能でしょう。
ライバルが強い時は、簡単に思いつくような「口コミ」「効果」「おすすめ」といったようなキーワードはあらかた埋まっています。
例えば以下のようなタイトル↓
■【大嘘】○○化粧水で美白どころか松崎しげるに。効果的な3つの使い方
「大嘘」と「○○化粧水」のキーワードで目を引いて、
「松崎しげる」でやらかします。
そして「効果的な3つの使い方」で最低限の検索キーワードを補填しておきます。
激戦区ではこのように奇襲で戦わなければなりません。
ライバルが少ないところで「松崎しげる」なんてアホな言葉遊びやっていても意味はありません。
その場での臨機応変な戦い方が要求されます。
私がやっていない・やらなくても良いと判断したSEO対策
こう言うと凄く意外に思われるかもしれませんが
私が実践しているSEO対策は、
「タイトルと見出しの構成」と「サイト滞在時間の意識」ぐらいです。
あとはキーワードをしっかり自分で考えて選定して記事を書くだけ。
それぐらいです。
私が絶対にやらないSEO対策は次の4つ。
- 文章量のかさ増し
- 画像に代替テキストを入れる
- メタタグ・タイトルタグの設定
- メタディスクリプションの設定
- サイト速度の高速化
- SEO対策の為のプラグインの導入(サイトマップは可)
一応、Google的にはやった方が良いよって表記はあるみたいですが
大して効果が実感できませんでしたし、小手先過ぎるので一々やりません。
一昔前なら通用していたかもしれません。
Googleの検索エンジンは既に、そういった細かいタグやテキストの認識レベルでしか判断できないような古いシステムではありません。
記事内のコンテンツやユーザビリティーを考慮したサイトであるかどうかを判断できる
機能が格段に上がっていると思われます。
ゆえに、小手先のSEOは一切やりません。
しかし、サイトからの売上を作ってるのは他ならぬ検索ユーザーなんです。
GoogleでもASPでも広告主でもない。検索ユーザーが購買することでサイトからの売り上げが発生します。
ユーザーにとって、文章量とタグとか代替テキストとか一切関係ありません。
そのユーザーの検索意図に応えて、結果的にGoogleに評価されるようなサイトこそが本当に価値のあるサイトということになります。