あらゆる成功者の発信を見ていると、必ずと言ってもいいほど目にするのが
「本を読め」
というフレーズです。
成功者の多くは本を読んでいる。
本を読むことで成功者になれるし、裕福にもなれる。
こんなフレーズが巷には溢れかえっています。
しかし・・・
実際に本を読むことでどれくらい効果があるのかはピンとこないですよね。
紀元前から現代までの、世界中の兵法家・政治家・商人等あらゆる人種・職業人をひとまとめにしても、
成功者は皆、勤勉な読書家です。
私たち庶民が本を読む意味はあるのか?
私たち庶民が本を読むとお金持ちになれるのか?
成功できるのか?
などとわざわざ議論する余地もありません。
歴史に名を残す成功者は皆、等しく勤勉な読書家である。
これはまぎれもない歴史上の事実です。
知識を身につけるための媒体としては、
オーディオブックでも動画でも電子書籍でもなく、実物の書籍そのものを読むことをお勧めします。
もちろんそれぞれの媒体にも強みはありますが、集中力を最も最大限に発揮できるのは間違いなく実物の本によるインプットです。
Contents
他人の書評を見て本を読んだ気になるのは絶対にNG

書評ブログや書評YouTubeを見て満足してもあまり意味がないでしょう。
なぜなら、「本を読む行為」それ自体に極めて重要な役割があるからです。
今流行りの書評ブロガーや書評ユーチューバーでは
紹介している本の要点を分かりやすくまとめてレビューしてくれています。
これは非常にありがたいものですが
このエッセンスだけを取り入れていては、自身にとっての成長は一切期待できません。
本を読むことを「情報の摂取」としか考えていない人は、行動が伴わないノウハウコレクターになってしまいます。
他人のレビューは、本を購入するかどうかの参考にする為に必要なものです。
面白そうだなと思ったら実際に購入する。
それで本を読んだ気になるのは意味が無いんです。
なぜ書評だけでは意味がないのか?
成功者はなぜ本を読むことを勧めるのか?
この記事では、私が副業で大きく稼ぐまでに至ったその一要因である「読書の役割」について解説していきます。
本を読むとなぜ「成功者」になれるのか?

少し話は脱線します。
私は大学時代に教育学部の社会科コースに在学していました。
実際に中学校に赴いて教育実習生として、生徒に社会科の授業を行うこともありました。
そこで衝撃を受けます。
歴史科目が好きな私は最初の授業を始める前に、ウキウキしながら挙手型のアンケートを取ったんです。
すると誰も手を上げません。
逆に
と聞いてみるとポツポツ手が上がり、
ついにはクラスの大半の生徒が「歴史が嫌い」「歴史が苦手」で手を上げたんです。
恐らくは回りの生徒の顔色を見て、同調圧力で手を上げた生徒も少なくないでしょう。
「単なる暗記教科」としか見られていない歴史科目は、案外つまらなく感じる人は多いようです。
そこで私はもう一つ聞きました。
すると、当然ながらほとんどの生徒が手を上げます。
そこで最後に聞きます。
歴史を学ぶってことは、そんな成功者たちの歴史を学べるってこと。
お金持ちになりたいなら、歴史を学んでおくことはとっても大切な事だと思わないかな?
ここで生徒たちは「あ~・・・・」という様な顔をしました。
今思えば「何を言ってんだこいつ?」という怪訝な顔だったかもしれません。
私の言いたかった事の真意は分かっていないと思います。
私たちが成功者になるには、成功者の歴史を知る事。
そのために手っ取り早いのは、書店に並んでいる本を読む事です。
先ほどの例に沿って言えば、歴史の教科書を読む事が成功へのカギです。
著者の成功体験や挫折経験、様々なエッセンスを組み込んだ「歴史」が学べるわけです。
その「歴史の教科書」が1冊1500円~2000円前後で書店に並んでいるのです。
こんなに安くて成長の糧になる投資が他にあるのでしょうか?
この5つのプロセスを意識しないと本を読んでも全く意味がない

本を読むことで得られる具体的なメリットは次の2つのステップで得られます。
STEP1.知識の習得によるアウトプット、アウトプットによる知識の定着
- 本を読む→網羅的な知識が身につく
- 知識が身につく→あらゆる事象を紐づけられる
- 情報が紐づく→アウトプットで言語化し、知識として定着させる
STEP2.著者の「表現」に触れ、言語化による現実問題の可視化
- 様々な言葉・表現を知ることができる→言語能力の向上
- 言語能力の向上→抽象的な問題の可視化ができるようになる
- 問題の言語化→具体的な解決策や施策を思いつくようになる
これらが読書のメリットであり、役割でもあります。
他にも、「モチベーションが上がる」とか「集中力が上がる」という様な
何とも回りくどいメリットもありますが、
ここでは読書の役割として、できるだけ端的でロジカルなものだけをピックアップしています。
ひとつひとつ細かく解説していきましょう。
読書のSTEP①知識の摂取によるアウトプット、アウトプットによる知識の定着

読書という行為自体は「知識を取り入れるだけのインプット」という行為にあたります。
自分の内側に向いた行為であり、完全な自己完結が可能です。
しかし読書の本領はアウトプットによってこそ発揮されます。
インプットのみで終わらせていては、ただの知識だけ豊富な読書家で終わってしまいます。
読書で網羅的な知識が身につく
読書のメリットと聞いて多くの人が真っ先に思い浮かぶのがこの「網羅的な知識が身につく」という点でしょう。
読書は著者の経験を追体験できます。
あらゆる研究結果や経験に基づくデータが詰まっており、それらが1冊の本で網羅されているのです。
本を読むことでそれを自部位のものにできると考えると
1500円という投資はとにかく安いものです。
しかし、重要なのはココから。
何度も言うように、本を読んで知識を身につけることだけで終わっていては
ただのノウハウコレクターとなんら変わりません。
それが形として何らかの成果を出さないと、自己満足で終わります。
読書であらゆる事象を紐づけられる
様々な著者の様々な書籍から知識を身につける事ができれば、
いつしかそれらの情報が現実の様々な事象と紐づいて行く感覚を実感できる時が来ます。
どういう事か、私が実際に体験したある事例で解説します。↓
↑このようなマーケティングの大原則を分かりやすく体系化した書籍があります。
ここには「お客様はドリルが欲しくてドリルを買うのではなく、ドリルであける穴が欲しくてドリルを買うのだ」
という言葉があります。
客は「商品そのもの」ではなく「商品がもたらす価値」を購入しているという考え方です。
この考え方はアフィリエイトや情報発信においても応用できます。
アフィリエイト商品が売りたくて仕方なかった私は、
「商品の魅力を伝え切れてないから売れないのだ!」と
その商品自体のスペックを前面に押し出して「これだけいい商品だから買ってくれ!」
とゴリ押ししていた時期がありました。
しかしそれでも売れません。
その商品を手にすることで得られる未来について訴求することを意識し出してからです。
お客様はその「商品そのもの」が欲しかったのではなく、
その商品で得られる「価値」や「未来」が欲しかったのです。
このように、別の視点から発信されている情報を現実と紐づけられる力が付くと
日常生活を送る中でも、あらゆる事象のヒントを紐づけて認知できるようになります。
あらゆる作者のあらゆる方向性から作り上げられた書物を読み進めて行くと、
どこか根底に共通して流れる「何か」が見えてきます。
本で得た知識とリアルのシチュエーションが紐づく瞬間が何度も起きてきます。
あらゆる出来事から「気づき」を得られるのも、読書によるめざましい効果のひとつです。
読書で得た情報をアウトプットで言語化し、知識として定着させる
情報を紐づける力を飛躍的に向上させる方法は、アウトプットに他なりません。
この「自分の言葉でアウトプットする」という行為が極めて重要です。
頭の中で思い浮かべているだけでは、ぐちゃぐちゃな思考が鈴を巻いている状態のままです。
始めて文字や言葉として書き起こす事で、
ようやく「自分はこんな事を考えていたのか」と可視化できるようになるのです。
読書のSTEP②著者の「表現」に触れ、言語化による現実問題の可視化

読書は日常生活の様々な事象を明確にし、仕事の悩みや問題に対して
適切な解決策を自分で見出す力まで身につける事ができます。
私自身も、副業で大きく稼ぐ事ができるようになった理由としては
言葉や表現をたくさん知りえたからだと確信しています。
様々な言葉・表現を知ることができる→言語能力の向上
ひとつひとつの書籍には、その筆者による独特な表現や言い回しが溢れています。
多くの書籍を読むことで、あらゆる言葉を覚え、あらゆる言い回しができるようになり、
「自分が使える言葉」という武器が増えていきます。
言葉をどれだけ知っているか。いわゆる語彙力は極めて重要です。
読書によって言語能力が向上すれば、日常生活だけでなくビジネスに置いても極めて有利に働きます。
言語能力の向上→抽象的な問題の可視化ができるようになる
言語能力が向上すれば、自分の身の回りのあらゆる問題や悩みを言語化できるようになります。
「なんだかイライラする」
「何かに対して不安になっている」
「なぜ自分は無気力なんだろう」
このような漠然とした不安や悩みを、自分の中で言語化・可視化できるようになるのです。
最も効果的なのは、悩みや不安をしっかりアウトプットして書き起こす事。
ここまでくれば、いよいよ次は読書による最大の効果が得られるようになります。
問題の言語化→具体的な解決策や施策を思いつくようになる
読書する→知識が身に付く→語彙力が増える→言語化能力が身に付く→問題を可視化できるようになる
ここまでくればいよいよ最後のフェーズ。
あらゆる問題に対しての具体的な解決策や施策を思いつく事ができるようになります。
これが、私が読書することによって身に付けた最強のスキルです。
こうなれば人間関係に悩まなくて済むし、些細な事で悩まなくなります。
モチベーションを維持することだってできますし、
何らかのビジネスでも成功を収める確率もグンと上がります。
でも、読書を続けてみて痛感した事は、この読書による「思考の基盤作り」はメチャクチャ重要だったという事です。
始めのうちは一冊読むのに時間がかかるし、売上に直接繋がる事じゃないからと避けていました。
読書をしない人は副業やビジネスで全く稼げるようにならないとは言いません。
しかし、大きく成功した事業家や政治家、兵法家が勤勉な読書家であった事はまぎれもない事実である事をしっかりと認識しておいてください。
情報過多時代のネットビジネスは「読書」で差別化を図ろう
情報が世の中に溢れた今の時代は、「無料で当たり前」という風潮があります。
2010年頃には、まだ有料の情報コンテンツが比較的売れていた時代です。
しかし、ユーザビリティや顧客満足度を意識するあまり、無料で有料級の情報を発信する人が急激に増加しました。
アパレル業界や牛丼業界もそうですが
価格競争が一度はじまると、ネームバリューの無い零細企業は淘汰されます。
価格では勝負できない分、独自性や品質、サービスの良さで勝負しなければいけません。
私たちの情報発信が収益を生み出すようにするためには
- 独自性
- 品質
- サービスの良さ
この3つのどれかを満たすようにマーケティングを展開していくことが求められます。
そうしないと、ブログは読まれないし、商品は売れないんです。
私たちがこれからゼロの状態で情報発信で収益を生み出すには
その情報の質を「読書」によって高めて行くのが近道なんです。
情報コンテンツを購入しようとする人は「原価がかかっていない」というのはわかりきっています。
だからこそ読書に原価をかけて、情報の価値を高めることが有効的なんです。
「私のコンテンツはこれまでの経験だけでなく、
これだけの書物の情報から作り上げたものだから価値が高いのだ」
というようにあえて原価のかからない情報発信に、原価をかけてみます。
これこそが情報過多の時代を生き抜く術。
「読書」こそが差別化の最強の武器になりえるという事です。
言葉を知らない(語彙力が無い)人は、それだけで「教養」が無いと思われてしまいます。
「教養」が無い人からモノは売れません。
特にブログ発信やコンテンツ販売、インフルエンサーマーケティングのように
「言葉の力」が不可欠なネットビジネスで稼ぐためには、絶対に語彙力は身につけておかなければならないとも言えます。
報酬に繋がるような事に応用できる力が付くし、人芸関係や仕事関係の悩みにも対処できるスキルを身につける事ができます。
自分を大きく躍進させたい人はぜひ読書を始めてみましょう。