これから副業を始めようとしている方の中には
本業の勤め先が副業禁止になっているという人も多いでしょう。
私も副業を始めて既に2年近く経ちますが、副業禁止の会社に勤めるサラリーマンです。
サイト運営によるアフィリエイト広告の副業を行っています。
副業と言われても一体何から始めればいいのか?
結局どんな副業が儲かるのか?
いろいろと目移りしては迷走していました。
ゼロからスタートする時は、とにかく頭を悩ませて当然です。
そのような状況の時にとにかく重要なのは
「やらないことを決める事」と「やりたくないことを決める事」です。
この記事では、私が思考錯誤する中で結論付けた、
絶対的に副業に向いていない、会社にバレやすい副業モデルについて解説していきます。
Contents
ベストな副業など存在しない。得手不得手を見極めよう
なぜ、一言で「この副業が一番効率が良いです!」とは言わずに
わざわざ遠まわしにオススメしない副業を紹介するのか?
それは「やらない事を決めることが大事」と先ほど前述したように、
副業・稼ぎ方も極めて流動的に多様化する時代では、その人にベストな副業など紹介できるわけもないからです。
「どの副業が稼げますか?」とか
「どれが効率の良い稼ぎ方ですか?」といった質問も投げつかないようにしましょう。
稼ぎ方は人それぞれ。他人に言われて稼ぎ方を決めるのは、人に雇われてるのと同じ事です。
その人にできたからと、自分が同じように稼げるわけではありません。
人のやり方に振り回されないためにも、
「やらない事」をはっきりさせておくのは大事だとは思います。
私も当初は方針の軸がブレブレになりっぱなしでした。
これから紹介するのは「絶対に辞めておくべき副業」ではありますが、
中にはここで紹介した副業の方が向いている人がいるかもしれません。
人によって得手不得手は全く異なるのでそのような事もあるでしょう。
しかし、この日本社会を生き抜く上で「ベストな稼ぎ方」はなくとも「合理的な稼ぎ方」というものは確かに存在します。
どうあがいても稼ぎにくい、欠陥の多い収益モデルは世に溢れています。
以上の事を理解した上でこの記事を読み進めてください。
オススメしない副業①勤め先と別の会社でのダブルワーク
「ダブルワーク」は、勤め先の会社が副業禁止である場合に絶対に避けるべき副業です。
こちらの記事でも触れていますが↓
給与所得が発生する副業は、合算して住民税が差し引かれる可能性が高いためリスクがあります。
もちろん、これから先副業OKの会社が増えてきて
複業・兼業が当たり前の時代になったら容認されてくるでしょう。
しかし依然として6割以上の企業が副業を原則禁止としている為、浸透するのはまだまだ先でしょう。
スキルアップも望めるダブルワークですが、
本来の勤め先と競合性のある同じ業態の会社である場合は、
基本的に副業申請が通らないだろうと思われます。
これから先普及したとしても、問題やリスクを抱えているので、今現時点であまりお勧めできる副業ではありません。
アルバイト
「アルバイト」もダブルワークと同じように給与所得が発生するため、本業の勤め先にバレやすいです。
さらに過労の原因にもなりかねないので、自分の体力を著しく蝕む恐れがあると言う点と
ダブルワークに比べても給与額が少ないというデメリットもあるでしょう。
こういった完全労働集約型の副業は、副業と呼べるかすら私は疑問に思っています。
ただ単に肉体労働を増やしているだけで一向に楽にはなりません。
目先のお金ばかりを求めてしまうと労働集約になりがちですが、
「労働を続けて行くうちにどんどん楽になる」ような、
未来を見据えた労働力の投入をすべきだと思っています。
バイトは誰でもできて、誰でも一定の収益を得ることができる。
「自分の労働力」という対価に時給をもらっている訳です。
仮想通貨・FX
仮想通貨とFXは、楽して稼ごうと考える人が思いつく「副業」の代名詞です。
会社にバレない云々ではなく、
純粋に副業に向いていないモデルの収益形態です。
私は仮想通貨やFXをビジネスだとは思っていませんし、
「投資」と呼べるのかという事に関しても少々批判的な意見を持っています。
FXは一見、一種の投資という形を成していますが、その実態は「ゼロサムゲーム」に極めて近く、プレイヤー同士が互いに利益を奪い合うという構図の基になりたっています。
世界の歴史の中で、両替商とは世界の発展に無くてはならない歴としたビジネスの一つでした。
しかしそれは、あくまで両替を行っている企業規模でのこと。
FXによるお金のやり取り自体はビジネスではありません。
FXをしている人はビジネス側の人間ではなく、為替取引所にとってのただの「お客様」です。
人の利益を奪い合う行為であるFXはその定義から外れると考えてます。
「サイドビジネス」である「副業」とは根本的に性質が違うのです。
また、これも個人的な見解ですが、私は仮想通貨の運用によるお金稼ぎもまたビジネスとは思っていません。
仮想通貨は「投機」です。
すなわちギャンブル。
特定の企業や団体に責任がある訳でもなく、
投入されたお金が、誰かの負債としてどこかに記帳されている訳でもない。
そこには法律も介在していない。
コインの大半を保有した有志たちによる「管理」の基になりたつという
極めて不安定で不確実な通貨です。
仕組みとリスクをしっかりと理解した上で参入しましょう。
人によっては、「ちゃんと景気動向と相場を見れば予測はできる」と反論があるかもしれませんが、それはそれ。
利益の奪い合いである以上は、少なくとも「副業」の定義にはあてはまらない事に違いはないと思っています。
ポイントサイト・アンケートモニター
再現性があまりにも高すぎるため、収益性が極めて低いのが「ポイントサイト」や「アンケートモニター」です。
とはいえ、そこそこ誰でも一定金額は稼ぐ事ができて、即金性があるので小遣い程度に稼ぐ分には良いかもしれません。
しかし小遣い程度稼ぎにやろうと思っても、小遣い程度の金額を稼ぐことは難しい。
あくまで本気でやって小遣い程度です。
1ヵ月で10万円も行けばかなり凄い方と言えるでしょう。
さらに、なんだかんだこちらも完全労働集約型の副業です。
コツコツ続けるだけで収益は上がりますが
続ければ続けるほど新規案件が減っていき、いつかは稼げなくなってしまいます。
長く続けられるものではない事を理解しておきましょう。
もしポイントサイトやアンケートモニターをやるのであれば、
数万円稼げたくらいの所で早々に引き上げて、次の副業に手を出す事をお勧めします。
それとは対を成し、労働力や資金を投入すればするほど収益が膨らんでいくものを「ストック型・資産構築型の副業」と呼んでいます。
オススメは「ストック型」・「資産構築型」の副業
ストック型・資産構築型の副業として筆頭に挙がるのは次の2つです。
- アフィリエイト・広告収入
- 不動産投資
この2つは自分の労働力や時間、資金を投入すればするほど資産性が高まる副業です。
それぞれの副業モデルについて掘り下げて解説していきます。
ストック型の副業「アフィリエイト・広告収入」
アフィリエイトは広告主からASPを介して、紹介料を頂く成果報酬型のビジネスモデルです。
アフィリエイトのビジネスモデルについて詳しくはこちらの記事で解説しています。↓
このアフィリエイトというビジネスモデルの特筆すべきポイントは
検索エンジンに頼ったブログやサイト運営が主な収益源となると言う所です。
検索エンジンは、時間や労働力を費やせば費やす程、評価される仕組みになっています。
そして、一度検索上位に挙がったサイトは、ずっと稼ぎ続ける仕組みを維持してくれます。
これが、アフィリエイトがストック型・資産構築型の副業モデルと言われる所以です。
これも資産構築型のビジネスモデルの特徴ですが、
アフィリエイトは収益を発生させ続けてくれるようになるまで、ある程度の時間がかかります。
それは早くて1ヵ月の人もいれば、3年続けても一向に収益が上がらない人もいます。
アフィリエイトは始めてから数カ月の内は時給が1円も発生しないものと見てください。
というよりも、そういったスタンスじゃないとまず続きません。
そして、100円でも1000円でも収益が発生すれば、それは資産構築の第一歩を踏み出せた事になります。
小額でも、第一歩を踏み出せた事に大きな価値があります。
「数ヵ月で1000円の収益ってそれ時給いくらだよ?」
「バイトでもすれば1000円なんて1時間で稼げるぞ」
こんな事を言う人は完全な時給脳でしょう。
ストック型・資産構築型の副業の考え方を理解しておかないと
一生搾取され続けてしまう恐れがあります。
「完全労働集約のバイトで1時間で稼いだ1000円」と
「数カ月の資産構築で稼いだ1000円」
この2つでは全く意味や価値が違う事に気づけるようになりましょう。
また、広告収益はYouTubeといった動画配信プラットフォーム上でも行えます。
始める事自体は無料でできるので、ほとんどリスクらしいリスクは有りません。
ストック型の副業「不動産投資」
副業原則禁止の公務員でさえ、制限的に認められている副業が不動産投資です。
戸建を購入して賃貸として貸し出す、土地を駐車場として貸し出す、
戸建を立て壊して土地として売りに出す、マンションの一室を売りに出す等々・・・・
一言で不動産投資と言っても数え切れないほど多岐にわたる収益モデルがあります。
その利回りで収益を出していき、初期費用で掛かった費用を
長期的にプラスに転じさせていくのが不動産投資です。
不動産は何百年何千年と昔から存在するビジネスモデルで
一見リスキーに見えますが、その安定性は群を抜いています。
先ほどご紹介したアフィリエイトよりも収益性は安定的と言えるでしょう。
このように、私がオススメする副業は
総じて「始めのうちは苦労し、時としてリスクも取るが、
続けて行くうちにどんどん楽になり、収益を生み出し続けてくれるモデル」です。
アフィリエイトも不動産投資も基本的に勤め先にはバレない
アフィリエイトも不動産投資も、基本的には勤め先にバレません。
副業がばれる要因としては、本記事でも触れた「住民税」に関する事ぐらいです。
後は、ブログやサイト運営で個人が特定できるような情報を流していたり、
勤め先で仕事中に副業をしていてばれる等の、いくらでも対策できる事ばかりです。
何度も言いますが、
確定申告をした際に住民税に関する事項で「自分で納付」に変更するだけです。↓
これだけでOK。
年末調整がどうとか源泉徴収票がどうとか、
そのような所ではバレません。
住民税の支払額が極端に高くなって、支給される給与が大幅に少なくなってしまった時に
総務・経理担当の人に怪しまれてバレるという流れです。
本当にここを対処するだけで、諸々の手続き上ではバレません。
副業がバレないために私がやっていたことはこちらの記事で紹介していますので参考にしてみてください。↓
まずは稼いでから考えましょう。お金の事について学ぶ最適の方法は、お金のことで悩む事案に実際に直面することです。
快適な副業ライフを楽しんでください。