ツイッター上ではnoteという有料コンテンツを販売する手法が根付いています。
noteとはテキストメインのプラットフォームで、無料で閲覧できる記事や
有料で閲覧できる記事を投稿できます。
ツイッター上では、自分のフォロワーに対してnoteを販売していくという形が一般的なものです。
特にツイッター上では500円とか2000円とかの
安い価格に設定されたnoteが大半を占めているように思えます。
2010年ごろのネットビジネス界隈では、ここまで格安コンテンツが普及していませんでした。
結局のところ、稼げる人の割合は今も昔も大して変わらないと思っています。
良い情報がたくさんあると、稼げる人は必然的に増えていくのでは?
と思われがちですが、そういうわけではありません。
noteによるコンテンツ販売は多くのブロガー、アフィリエイターに有益な情報を提供してくれます。
しかしそのおかげで稼げない人を大量に産みだしてしまっているんです。
Contents
なぜ格安有料noteを購入しても稼げないのか?
この原因は極めて単純です。
数千円程度のいつでも払える様なお金を出した所で、結局誰も行動しないからです。
でも、どれだけ素晴らしいコンテンツであっても数千円くらいの情報であれば、人は無意識の内にそのコンテンツの価値を下げていってしまうんだ。
100円程度で情報を販売したところで
だ~~~~~~~~~れもその内容を実行しません。
これは間違いない。
これは何年も前から変わらないでしょう。
ライザップが月会員費100円であれだけの良質で徹底的なコーチングを行ってくれるとしたら、
皆がやせるようになるでしょうか?
もちろん痩せられません。
ライザップは入会時にあれだけの大金を払わせることで、顧客の行動意欲を湧き立たせているのです。
格安noteを購入した人は「すごい!こんなにいい情報をこんな価格で提供してくれるなんて!この人は神だ!」
と思ってしまった時点で、そのnoteを安く見積もっています。
それで終わりです。
noteを販売している人は、成功者を増やすつもりならあんな値段で売らない方がいいんです。
本人は良かれと思ってやっているんでしょうが
その善意が気づかない内に「搾取」に近い形になってしまっているんです。
ただのノウハウコレクターを増やしているだけなんです。
もし私が有料noteを販売するとしたら、4,980円未満では売りません。
価格が安いと誰も行動しないからです。
これはある著名なコンサルタントが、昔やっていた有料コンサルで言っていた言葉らしいんですが(うろ覚え)
「3,000円で募集したら50人集まった。そのうち成功したのは1人だけ。」
「20,000円で募集したら10人集まった。そのうち成功したのは2人だけ。」
「100,000円で募集したら2人集まった。そしたらその2人とも成功した。」
この言葉が全てを表しています。
これからわかるのは
参加費が高ければ高いほど本気の人が集まり、本気で作業に取り組んだという事です。
私は別にコンテンツを購入してもらったときに発生する「目先のお金」は欲しくはありません。
私の商材を買って「実践した」ことで成功した人が増えたという
その「実績」の方がどちらかというと欲しいです。
数百円でコンテンツを売っても成功者なんてそうそう出ません。
購入者の中には本気になれない人がたくさんいますし
購入分のお金を取り戻してやろうという気持ちも起きないからです。
どちらも同じような内容であった場合、どちらを本気で取り組むでしょうか?
購入する価値のある有料コンテンツ・ノウハウとは?
実は私自身500円~5,000円くらいの格安有料noteをいくつも購入したことがあります。
そこで分かったのは「ちゃんと調べればわかること」8割だということです。
その情報が値段不相応ということではありません。
この世の中の情報は、ほとんどが調べれば分かる情報だと言うことです。
その情報の価値は、今後の自分の行動にしっかり反映できてようやく発揮されます。
ノウハウの真価は、その後の読み手の行動に反映されるかどうかで問われるのです。
情報の価値というのは次の3つで決まります。
- 「まとまりの良さ」
- 「情報の発信者」
- 「情報の販売価格」
この3つです。
お金を使うべきコンテンツ①まとまりの良い、整理された情報
以前、私がツイッター上で見かけた格安noteの中には
「かき集めれば知りうる情報ですが、調べるのが面倒くさい人は購入してください」
と明記して2,000円くらいでコンテンツ販売している人もいました。
これは凄く理にかなった売り方です。
格安有料コンテンツの意味と立ち位置を理解している方でした。
あちこちに散開している情報を整理したコンテンツは価値があるし、それを求めている人は一定数以上いるわけです。
若干の余談ですが
店頭に並んでいる自己啓発などの書籍は、様々な文献や論文、研究内容をまとめたものが多く、
それらをまとめあげる制作過程に多大な労力と時間がかかっています。
それなのに、2,000円程度で売られているんです。
そもそも比較対象にすべきではありませんが、有料noteは一個人が体験したものをコンテンツとしてまとめ上げているだけに過ぎません。
店頭に並んだ書籍がどれだけコストパフォーマンスが高いかわかるかと思います。
こうやって考えると、店頭に並んでいる書籍はものすごい破格なんです。
お金を使うべきコンテンツ②その発信者自身に価値があるもの
これはインフルエンサーが発信しているコンテンツというものが当てはまります。
そのコンテンツ自体の価値がさほど高いものでなかろうと
コンテンツの発信者が著名な人であったり
ファンがついていたりという状況であれば、そのコンテンツは問答無用に売れるんです。
少し宣伝するだけで簡単にコンテンツは売れます。(売り方に一定以上の工夫は必要)
書店で著名人の本が売れるのはコレです。
今ではビジネス書であれば数万部売れるだけでベストセラーといわれる時代となっており、少し売れれば平積みで目立つ所に置かれ、その本ばかりがどんどん売れる構造になっています。
また、これはインフルエンサーだけではなくて
「特殊な環境・経験をした」という人のコンテンツもまた、凄く価値があります。
その人が発信するからこそ重みがある。
その人が発信するからこそ価値がある。
このコンテンツはその情報自体の流行り廃りはなく、
結局発信者の影響力次第で価値が生まれるのでなかなか強力なコンテンツです。
お金を使うべきコンテンツ③人は身銭を切れば「行動」する。「価格」に価値が内在している
何とも変な話ですが
情報の「価値」は情報の「販売価格」で決まります。
そしてその行動を促す情報こそが価値ある情報と言えると言う事です。
先ほども若干触れたライザップがいい例です。
確かにライザップは素晴らしい環境でダイエット、筋肉増強に向けた様々なトレーニングを提供してくれます。
しかし、これは「お金を使うべきコンテンツ」に価値が内在しているというよりかは
「お金を払う意味」に価値が内在しているものです。
人は身銭を切ると行動します。
しかもその金額が「痛い」金額であればある程、その元を取ろうとして行動します。
この原理はこれまでもこれから先もず~~~~っと変わる事が無いでしょう。
ライザップのサービスは確かにあの金額に見合う様に最高レベルのものを提供しているでしょうが、
あの高額なサービス価格は「ダイエットを辞めさせない」という抑止力の為に設定してあります。
ライザップの社長自信はライザップのビジネスモデルを「三日坊主ビジネス」と公言している程です。
高額の料金を払わせることで、客にしっかり行動してもらおうと設計されている訳です。
私はこの記事の中で「人は無料・格安のコンテンツにありがたみを感じない」と何度も説いてきました。
無意識のうちに情報の販売価格で「情報自体の価値」を判断しています。
どうあがいても、0円で行動している人と10万円の元を取ろうとして行動している人とでは、作業量に歴然とした差が生まれるでしょう。
コンテンツ自体の価値が10万円ということだけでなく、
そのコンテンツを得て「行動する」ことにこそ10万円の価値が生じるのです。
溢れかえった情報に踊らされないように!
今の時代は昔よりもネットビジネスに参入する人が急激に増えてきています。
さらに昔より有料級の情報がオープンになっているため、普通は稼げる人は増えてくるはずです。
しかし、稼げる人は昔と大して変わらないように思えます。
その原因として考えられるのは以下の2つ。
- 無料・格安で情報が手に入っても結局行動しない人が多いため
- 情報が多すぎてキャパオーバーで行動できない人が多いため
noteは格安で販売されているコンテンツのため
いつでも簡単に様々な情報を手にすることができます。
しかし、いつの時代も行動しない人は行動しません。
さらに、以前よりあらゆる情報が蔓延している時代になったため
あっちこっちに手を出そうとして、結局何もなしえないまま中途半端に辞めていく人が増えていくんです。
マルチタスクはモチベーションと作業効率を激減させます。
昔は限られた情報の中で行動する人が多かった事や、
高額の情報ばかりが売られていたため、必死に元を取ろうとする人が多かったんです。
便利な時代になったがために、結局頑張れない人や、情報に振り回される人が多くなってしまったんです。
大事なのは、安いからと色んな格安noteをあっちもこっちもと手を出さない事です。
まずはビジネスの本質、マネタイズの本質をしっかり理解した上で
「独自のお金を稼ぐ方法」を見つけていきましょう。