サイトアフィリエイトの大きな分け方として
商標サイトとジャンル型サイトの2つがあります。
商標サイトというのは「1つに絞った商品単体を紹介するサイト」のことです。
一方ジャンル型サイトは「特定のジャンルに特化した専門的なサイト」です。
- 商標サイト・・・商品を一つに絞ることから成約に繋がりやすく、主にペラサイトや小規模サイトで展開するため比較的手軽に始められるという大きなメリットがあります。SEOが弱く、商標案件が終了したらサイトごと死ぬという絶望的なデメリットもあります。
- ジャンル型サイト・・・複数の商品やサービスを扱う事ができる為、手広く収益を見込めるのが大きなメリットです。市場のリサーチや専門性を身につける必要がある為、少し手間と時間がかかるデメリットがあります。
キーワードの選定方法や、ライティング等、サイト構築に必要な要素を効率的に学ぶことができるからね。
しかし現在では資産性が高いジャンル型アフィリエイト一本に絞って行くしかないと考えています。
私は現在ではジャンル型サイトしか展開していません。
特に初心者にオススメなのは10ページ程度の小規模サイトでの展開です。
この記事では、小規模ジャンル型サイトのアフィリエイト展開方法について解説していきます。
キーワード選定から始まるので、少し長くなりますがお付き合いください。
Contents
- 1 STEP①ASPやジャンル検索で案件探しをする
- 2 STEP②キーワードサジェストツールを使ってアフィリ環境の全体像を掴む
- 3 STEP③検索トップページのサイトタイトルや記事タイトルを確認する
- 4 STEP④上位5サイトくらいのサイト内容を確認する
- 5 STEP⑤ライバルが強ければ強いほどキーワードを絞る
- 6 STEP⑥サイトの規模によって日本語ドメインか英語ドメインかを決める
- 7 STEP⑦サイトのフロントページは強力なキラーページにする
- 8 STEP⑧なるべく成約に近いキーワードで複数記事を作る
- 9 STEP⑨内部リンクをしっかり貼っておく
- 10 STEP⑩ひたすらに待つ構え!
- 11 10万稼ぐ小規模ジャンル型サイトを作るために必須の10ステップまとめ
STEP①ASPやジャンル検索で案件探しをする
ジャンル型サイトは基本的に自分の興味のある分野や、
需要の高い分野を狙ってやるというやり方ももありますが
基本的にアフィリエイト案件から逆算でサイトを作っていくのが良いというのは共通しています。
まずはめぼしい案件がないかを探しましょう。
案件の探し方はホントに自由ですが、基本的に意識するのは以下の5つです。
- 成果発生条件が厳しいものはやらない
- 低単価報酬案件(1,000円以下)は無料会員登録レベルの発生条件でない限りやらない
- 公式サイトのランディングページがしっかり整っている
- 商品の認知度が全くない案件は避ける
- ライバルが強すぎる定番案件はやらない
商標アフィリエイトは小規模サイトでの展開になるので、
原則としてはライバルが弱くて、弱いSEOでも効果が見込めそうな案件を選ぶ必要があります。
STEP②キーワードサジェストツールを使ってアフィリ環境の全体像を掴む
キーワードサジェストツールを使用してその案件の関連キーワードを調べてみましょう。
あくまでこれはその商標案件をとりまく環境をなんとなく把握するためのものです。
決して関連キーワードツールで出てきたキーワードをそのまま使用して
サイト名やタイトルを決めるというわけではありません。
極端に関連キーワードが少なかったら、その商標案件はやめておきます。
キーワードが出てこないという事は、あまり検索されていない認知度が低い案件という事です。
また、その商標の関連キーワードで
「ニキビ」「肌荒れ」「効果」とかキーワードが出てきたら、
そこそこ悩みが深そうなのでいろいろ記事ボリュームが盛れるなという目安になります。
これが「副作用」「逆効果」「効果なし」「評判」「営業」「詐欺」とかの関連キーワードが並んでいたら、
キーワードがアフィリエイターに毒されているか、純粋に評判の悪い商品だという事がわかります。
ライバルはすでに同じようなことやっているし、ツールで割り出せるほど人間の悩みは単純ではない。
STEP③検索トップページのサイトタイトルや記事タイトルを確認する
ある程度キーワードが絞られたら、そのキーワードで実際に検索をかけてみて
トップページに出てくるサイトを調べてみよう。
例えば「ニキビ 化粧水」で調べてみました。↓
上位4つは「広告」の表示が出ているので無視していいです。アフィリエイトサイトではありません。
これはグーグルアドワーズでお金を払って広告を出している企業向けのスペースです。
4個まで上の広告スペースに表示できるので、4個分の広告枠が埋まっているこのキーワードはかなりホットなキーワードだと思って間違いないです。
さらにその下の部分のサイトを見てみましょう。↓
楽天市場、次いでLOHACOと大型ネットショップが上に表示されています。
この段階でもかなり激戦区キーワードというのがわかります。
さらにその下を見て行くとどれも「おすすめ」とか「○○選」とか使われている
似たような記事タイトルというのがわかります。
比較系サイトは上位表示される傾向にあります。
そちらの方のサイトを詳しく見て行きましょう。
STEP④上位5サイトくらいのサイト内容を確認する
まず、LOHACOの下に表示されている「大人ニキビ対策おすすめ化粧水20選」というタイトルのサイトを開いてみましょう。↓
「美的」という雑誌を発刊している、大手美容雑誌のWEBサイトです。
個人アフィリエイターどころの騒ぎじゃなくてゴリゴリの企業が上位表示されています。
「ニキビ 化粧水」というキーワードでこの大手サイトが上位表示されている時点で
個人アフィリエイターが戦えるようなキーワードではないというのがわかります。
次の「大人ニキビ予防におすすめ化粧水11選」というタイトルのサイトも見て行きましょう。↓
一見シンプルで企業サイトかどうか判断しづらいですが
右上に「無料会員登録」とか「ログイン」という表示があります。
この時点で個人アフィリエイターではなく法人サイトというのがわかります。
それ以下のサイトも調べましたが、なんとトップページ全てのサイトが企業サイトでした。
しかし、通常であれば法人サイトに対して、個人アフィリエイターが勝つのって厳しいように感じますよね。
これだけ大手が力を入れてやっているんだから、「ニキビ 化粧水」というキーワードが極めて重要の高いものだという事がわかりました。
このまま戦うなんて絶対にしないが、狙いどころは良いってことです!
STEP⑤ライバルが強ければ強いほどキーワードを絞る
狙いどころは良いので、そのまま市場は変えずにキーワードを絞る方向で粘っていきましょう。
「ニキビ 化粧水 30代」
これなんてよさそうですよね。
「ニキビ 化粧水 30代 男性」まで行ってみましょう。
するとこのような検索結果となりました。↓
上位2つは同じ企業の記事になりますが、それ以下は個人サイトです。
さらに「ニキビ 化粧水 30代 男性」という4語キーワードがタイトルに組み込まれた記事は無い事がわかります。
ココまで行けばGOサインです。
STEP⑥サイトの規模によって日本語ドメインか英語ドメインかを決める
ドメインはURLと置き換えて表現してもいいですね。
基本的にドメインとは次のような構成になっています。
日本語・英語のドメイン名 + トップレベルドメイン「.com」等
ドメイン名の部分は大きく分けて2種類あり、
日本語ドメインか英語ドメインかで大別されています。
日本語ドメインは「ニキビ化粧水.com」というような日本語が入ったドメインです。
英語ドメインは「nikibi-kesyousui.com」というドメインですね。
商標サイトや、より専門的にキーワードを絞りたいなら日本語ドメインで「○○化粧水+口コミ」みたいな日本語ドメインを取っていいでしょう。
ちなみに私なら「何十記事にもわたる中規模サイト以上」であれば英語ドメインで取ります。
更にトップレベルドメインと呼ばれる、ドメイン末尾の部分は
「.com」「.jp」「.net」「.xyz」「.info」という様なものがあります。
安ければ10円~というドメインもあり、高いのは1000円以上します。
これは「.com」「.jp」「.net」の3つのうちどれかにしましょう。
現在は「.xyz」のような格安ドメインがGoogleにインデックスされにく環境になっています。
ある程度信頼性のある「.com」「.jp」「.net」で始めるのが無難です。
STEP⑦サイトのフロントページは強力なキラーページにする
サイトのトップページ、フロントページは強力なキラーページにしておきましょう。
キラーページとは、サイトを訪れたユーザーに商品購入やメルマガ登録等の「行動」を促すようなページの事です。
基本的にはこのトップページがサイトの顔になります。
例えば、おすすめの掃除機を紹介しているサイトであれば
トップページはオススメ掃除機のランキングやレビュー、口コミ等をぎっしり詰め込んだページにする必要があります。
一目でこのサイトがどんなテーマで作られたサイトであるかを
ユーザーに伝えるためにもとても重要なページです。
STEP⑧なるべく成約に近いキーワードで複数記事を作る
成約に近いキーワードをタイトルやh2タグに入れ込んだ記事をいくつか作っていきましょう。
○○化粧水をアフィリエイトするのであれば
○○化粧水+効果、○○化粧水+最安値、○○化粧水+口コミ等のキーワードが成約に近い。
しかし、このままだと非常にライバルが多いので、先ほども前述したような
「○○化粧水 ニキビ 30代 男性 口コミ」
ここまで絞った記事を、少しずつ切り口やキーワードをずらしていっていくつか作っていきます。
そこでアクセスが集まったり、成約率がよかったりするような記事が出てくれば
今度はその記事をリライトして、より記事の質を高めていきましょう。
しっかりとユーザーの取りこぼしがないようにサイト構築を図っていこう!
サイト内の記事が成約させるためだけの記事になっていると、ユーザーは逃げて行ってしまいます。
ユーザーの悩みや不安を解消するための記事を作ってから、商品を成約させるための記事に誘導する流れが自然ですね。
STEP⑨内部リンクをしっかり貼っておく
被リンクばかりを意識している人が多いですが、それよりも内部リンクを絶対に意識しましょう!
- 被リンク・・・自サイト以外のサイトから受けているリンクのこと。Googleアルゴリズムでは、かなり大きな評価対象となる。
- 内部リンク・・・自サイト内でのリンクのこと。Googleアルゴリズム上で評価対象とはなっていないが、ユーザビリティの向上につながる。
つまり検索上位にあげるためには被リンクの方が遥かに重要ということなので、
自分でサイトを作って「自作の被リンク」(自演リンク)を送ろうとする人が多いんです。
しかし、これはあくまでサイト運営者側の都合の部分。
ユーザーファーストのサイト作りを目指すなら、
うまく内部リンクを駆使してユーザーの動線を作ってあげることが重要です。
これはユーザーのサイト滞在時間を伸ばすためにもPV数を増やすためにも有効で
Googleは「PV数やユーザーの滞在時間が長いサイトを評価する」と明言しています。
結局、内部リンクもサイトを検索上位に上げるためには不可欠な要素だということがわかります。
結局はGoogleも優先すべきことには変わりなし。
しかし、内部リンクはユーザーとGoogleのどちらのためにもなる施策なので、しっかりと重視してやっておくべきポイントだ!
STEP⑩ひたすらに待つ構え!
サイトが出来上がったら、「1年間は様子見、最低半年は時折更新」というスタンスを貫く必要があります。
新しく作ったサイトに一記事も入れずに、次の題材に移ってしまうとか、
あきらめるというようなことがあっては、いつまでたっても稼げるようにはなりません。
しっかりとリサーチを行ったうえで作り上げたサイトであるなら、1年はそのサイトの様子を見ることが必要です。
例え収益が発生しないサイトであったとしても、その経験は決して無駄になりません。
Googleアナリティクスやサーチコンソールでしっかりと分析を行い、
ユーザーの動線と検索キーワードを知ることができれば、次につなげることができます。
即効性を狙うなら自演リンクや中古ドメイン等の、ブラックなやり方で押し上げるアフィリエイトや、商標アフィリエイトをやるべきです。
私も月10万超えるまでに1年以上かかっています。
それをこえてからようやく指数関数的に急激に売り上げが伸びてきました。
特化型・ジャンル型アフィリエイトは時間をかければかけるほど、他ライバルとの差を作り出せますし、資産性も増していきます。
稼げない期間を甘受することが極めて重要です。
10万稼ぐ小規模ジャンル型サイトを作るために必須の10ステップまとめ
この記事では、小規模で展開する自特化型・ジャンル型サイトで10万円稼ぐために重要な10ステップについて解説してきました。
- ASPやジャンル検索で案件探しをする
- キーワードサジェストツールを使ってアフィリ環境の全体像を掴む
- 検索トップページのサイトタイトルや記事タイトルを確認する
- 上位5サイトくらいのサイト内容を確認する
- ライバルが強ければ強いほどキーワードを絞る
- サイトの規模によって日本語ドメインか英語ドメインかを決める
- サイトのフロントページは強力なキラーページにする
- なるべく成約に近いキーワードで複数記事を作る
- 内部リンクをしっかり貼っておく
- ひたすらに待つ構え!
このステップ自体はとても重要なものですが、
何よりもやはり「このステップに取り組んでいる理由は何だろうか?」
ということを常に意識しながら作業することが極めて肝要です。
思考停止の作業では稼げるようになりません。
アフィリエイトで稼ぐことってすごく難しいことです。
しかし、やり続けたものだけが勝ち続けています。
アフィリエイトの中でも小規模ジャンルサイトが、
始めやすさと稼げる金額のバランスが最も取れているスタイルだと思っています。
ぜひ、チャレンジしてみましょう!