2018年ごろから急激に広まりを見せたように思えるインフルエンサービジネス。
- 会社を辞めたい!
- 社畜を抜け出したい!
- 自由な生活がしたい!
- お金を稼ぎたい!
- 自分の好きなことを仕事にしたい!
という人たちの心を射止め、今まさに急激に盛り上がりを見せている比較的新しい形のビジネスモデルになります。
そして、その影響力を持った人の事を「インフルエンサー」と呼ぶ。
元々著名な芸能人を指すこともあるけど、最近注目を浴びているのはどちらかというと、起業家や個人事業主等の一般人のインフルエンサーですね。
ビジネスモデルとしては生まれたばかりの新しいモデルだからちょっとわかりにくいけど、これだけは言えます。
インフルエンサービジネスで稼ぎ続けるのはクッソ難しい。
それについてはこちらの記事でも解説しており、新時代にはどのような戦略が必要かを解説しています。↓
この記事ではインフルエンサービジネスというものがどのようなものかという事についてダラダラと解説していきます。
Contents
インフルエンサービジネスの主なマネタイズ方法とは?
インフルエンサーは自分自身を「一つの商品」として売り込んでいくビジネスを展開していきます。
自分の影響力を利用することで様々なマネタイズを図っていますが、その業種やジャンルは非常に多岐にわたります。
一般企業とのタイアップを行ったり、起業家と組んで何かビジネスを興したりと数えきれないくらいの多様性のあるビジネスです。
現在最も人気になっているインフルエンサー業は、SNSやブログ、YouTubeを媒体としたものです。
自分の運営しているブログが認知の高いものであったり、ツイッターでフォロワーを大量に保有していたりすることで
「自分の媒体」を利用して多くの人に影響を与えることができます。
- 有料コンテンツの販売
- セミナーの開催
- オンラインサロンの運営
- 新規企画の立ち上げ
- 一般企業とのタイアップ
- スポンサー(ファン)からの収入
- ブログからの広告収入
- YouTubeからの広告収入
もちろんこれはあくまでインフルエンサー業の一例にすぎません。
このようなマネタイズを行うことでインフルエンサーと呼ばれる人たちはビジネスを作り上げています。
この記事の以下の部分では
既に有名な芸能人ではなく、一般起業家や個人事業主のインフルエンサーに関して解説していきます。
インフルエンサーは稼げるのか?稼げないのか?
結論から言うと、稼げるのは間違いないでしょう。
実際に大きく稼げている人がいるのは確かなので。
しかし真似をしようとした99%の人は稼げないというのもほぼ間違いないでしょう。
そもそも、稼げていない人はインフルエンサーとすら呼べないので「インフルエンサーやってるけどまだ稼げていません」というのもおかしな話。
インフルエンサーというのは、わざわざなろうとしてなるもんでもないでしょう。
インフルエンサービジネスは「インフルエンサーになろう!」と思って始めようとすると99%失敗すると思っています。
「オタクの人はなろうと思ってオタクになっていない。
気づいたらなっているものだ。
だからオタクはやめられない。」
という私の大好きな漫画の言葉があります。
インフルエンサーこそこれが当てはまっていて、気づいたらすでになっていたという人が大半であり、
影響力を持った上で後からインフルエンサーと名乗っている、もしくは周りにそう言われているという人が多いのではないでしょうか。
影響力や実績ゼロの内から、お金を稼ぐことを目的に「インフルエンサー目指してます」と名乗ってSNSやブログを始める人のほとんどは失敗するでしょう。
本人の問題もありますが、それを推奨するインフルエンサー側にも問題があるとも思っています。
では、インフルエンサーを目指そうとする人のほとんどがドロップアウトしてしまう理由とはなんなのでしょうか。
失敗する・稼げない理由①インフルエンサーの華やかさに憧れて参入している
真っ先に思いつく理由がこれですね。
インフルエンサーの華やかさに憧れてインフルエンサービジネスを始める人は失敗します。
これに当てはまる人はおそらく大学生や20代前半の人が多いのではないかと思います。
実はインフルエンサーの中で「皆さんもインフルエンサーになりましょう!」と言ってる人はあまりいません。
「インフルエンサーになろう!」とは言わずに、
「自分のビジネスを作り出そう!」と勧めている人がほとんどのはずです。
インフルエンサーは好きなことを仕事にして
会社にも縛られず自由で
不労所得で大きく稼いでいるというイメージを持たれがちです。
インフルエンサーは「自由な働き方」をプロモーションにして自分を売り出しています。
そうした方が、ファンを作りやすいから。
しかし自由な働き方にあこがれた人たちの大半は
その陰に隠れた非常に地味な作業と、思い切った行動力についていけません。
SNSやブログなんて誰でも始めることができます。
参入のハードルが低すぎて、大した志や気力もない人がインフルエンサーになろうとしてはやめていくんです。
勿論インフルエンサーを目指している人の中には、それをわかっている人もいるのでしょう。
インフルエンサーのイメージとあまりにもかけ離れた「影の部分」とのギャップにやめてしまう人が多いんです。
インフルエンサーの中には勉強していない、行動していないという人はまずいない。
影での努力があってこそ彼らのビジネスは成り立っているはずです。
失敗する・稼げない理由②お金稼ぎ目的でインフルエンサーになろうとしている
トップインフルエンサーのように、不労所得を得てお金持ちになって会社を辞めたい!!!
という理由でインフルエンサー目指すのはNGです。
インフルエンサーはビジネスマンです。
アイドルじゃないんです。
ビジネスマンという事は、自分でお金を稼ぐ仕組みを自分で作らないといけないわけです。
それを「雑記ブログを展開して、ツイッターを絡めていこう!」と思ってやり出すと失敗します。
なぜならテーマの無い雑記ブログは効率の悪い稼ぎ方だからです。
全く稼げないとは言わないけど、テーマや実績がない人は雑記ブログをやっても中々稼げないし、ユーザー層が固まらないからファンもつきにくい。
同じ労力をかけるなら特化型・ジャンル型のサイトアフィリエイトに費やす方が効率的です。
もちろん誰でも向き不向きがあるから一概には言えません。
雑記ブログを始める人は大体Googleアドセンスから始めるようですが
私の体感的にアドセンスで月20万稼ごうとするなら最低月50万PVぐらい必要です。
・・・これはきつい。
お金稼ぎ目的でインフルエンサーになろうと思ってやり始めた人は
いかにお金を早く稼げるかというところにばかり意識が向いてしまいます。
金稼ぎで人を集めようとする人は、情報商材屋と変わりません。
雑記ブログの特性上、収益の発生は非常に緩やかなのでその苦しい時期を耐え抜くことができるかどうか。
インフルエンサー業がビジネスである以上失敗はつきもので、何年という下積みを耐える覚悟でいないと間違いなくドロップアウトするでしょう。
でも、これがなかなか収益性が悪いビジネスモデルだから諦める人が続出する。
お金稼ぎありきでインフルエンサーになろうとしてはいけません。
失敗する・稼げない理由③「自分を商品にする」ことの難しさに気付いていない
インフルエンサービジネスは「自分を商品にする」ビジネスです。
「自分の商品を販売する」コンテンツビジネスとはまた大きく違います。
ココが肝で、
自分を商品にする以上、「他人に対しての自分自身の価値を高める」という非常に難しいタスクをこなしていく必要があります。
これがすごく曖昧で抽象的なタスクなんです。
だからこそ難しい。
インフルエンサーになりましょう!と焚き付けている人たちは
「自分みたいな凡人でもなれたんだから、あなたになれないわけがないんです!」と言うんですけど
絶対になれないんです。同じやり方で同じようには。
インフルエンサーは「自分が商品」です。
先行者の真似をして同じようなビジネスモデルで収益性を確立できるわけがないのです。
この点、サイトアフィリエイトは先行者の真似を愚直にすることを勧められます。
真似こそが一番の近道なので。
しかしインフルエンサービジネスは真似するだけじゃ稼げないんです。
もちろんメンタル面で真似ることは多いでしょうが
マネタイズを根本的に真似することができないのがインフルエンサービジネスのデメリットです。
自分だけの商品を自分独自のやり方で見つけないといけない。
これがインフルエンサービジネスに参入するときに確実にぶち当たる大きな壁です。
実績もなしで初めからインフルエンサー目指して行動し始めるのは、結果として遠回りになりかねないよ。
実績がない人は発信が極めて難しい。どんなコンテンツを発信すればいいかわからないからです。
何を発信すればいいかわからないと雑記ブログに頼ってしまういます。
そうするとテーマも何もない記事投稿で全く稼げないという悪循環に陥るわけです。
インフルエンサービジネスは何も実績ない状態では、生計を立てる収益を生み出すことすら難しい。
収益ないんだから実績もないでしょう。
実績ありきがインフルエンサービジネスの基本です。
失敗する・稼げない理由④マネタイズが曖昧化・多様化し過ぎている
何でもかんでも先行者のインフルエンサーの真似をするのは危険です。
- 「ブログ書け」
- 「ツイッターやれ」
- 「アフィリエイトやれ」
- 「noteやれ」
- 「動画撮れ」
- 「ログを取れ」
- 「セミナーに入れ」
- 「オンラインサロンに入れ」
- 「自己投資しろ」
- 「外注化しろ」
- 「スポンサーを集めろ」
とりあえず、世のインフルエンサーと呼ばれる人たちがよく口にしていることをピックアップしました。
新規参入者はこれを聞いてどう思うでしょうか?
人は目の前にやらなければならない課題があればあるほど、モチベーションを激減させるという研究結果があります。
これだけのことをいきなりやれと提示されたら、おそらくほとんどの人はそう経たないうちに辞めていくでしょう。
私もあのサイトもこのサイトも更新しなければいけない!
と思えば思うほど不思議とモチベーションが下がっていきます。
インフルエンサーのマネタイズはひどく曖昧で多様化され過ぎています。
新規参入者をやりやすい形で導いていくのも、先行しているインフルエンサー達の役目だと思いますが
「会社を辞めよう!」
「社畜から脱しよう!」
「自分の好きなことを仕事にしよう!」
「フリーランスになろう!」
と煽るだけ煽っといて
「自分でビジネスの形見つけましょう」とか
「数年単位が時間かかるのは当然」
「諦めなければ夢はかなう」
なんてことを言うのは少し無責任すぎるような気がします。
インフルエンサーという間口を広げるのはいいですが、
参入した人を正しく導けるだけの技量が足りていないのも先行インフルエンサーの悪いところではないかと感じています。
インフルエンサービジネスは再現性がなさすぎます。
そもそも再現性の高いビジネスはいずれすぐに稼げなくなりますし、
ましてや誰でも成功するネットビジネスなんてものは存在しませんが
インフルエンサービジネスは群を抜いて「誰でも稼げなさすぎ度」が高いように思えます。
だからこそ「詐欺だ!」とか「稼げない!」とかさんざん言われ続けるのでしょう。
インフルエンサービジネスは絶対に失敗する・稼げない4つの理由まとめ
この記事では、インフルエンサービジネスの難しさと何故稼ぎにくいかという事に関して解説してきました。
- インフルエンサーの華やかさに憧れて参入している
- お金稼ぎ目的でインフルエンサーになろうとしている
- 「自分を商品にする」ことの難しさに気付いていない
- マネタイズが曖昧化・多様化し過ぎている
インフルエンサーは「ファンありき」のビジネスです。
自分という商品に魅力を感じてお金を出してくれるスポンサーがいる。
自分のコンテンツに対してお金を払ってくれるファンがいる。
ファンを信者化してお金を払ってもらうってところは若干マルチ(商法)っぽいですね。
セミナーやオンラインサロン、マインドセットで囲い込むあたりも、まんまマルチっぽいですね。
この辺りが一般人に毛嫌いされやすい理由かと。
やってる事自体は、とあるロックバンドのファンがグッズやCD、コンサートにファンがお金を落とすのと変わりはありません。
それが「ビジネス」「金稼ぎ」という匂いがすると、一気にファンから嫌われ始めます。
日本では「お金稼ぎ」は問答無用で嫌われる傾向にありますね。
とはいえ
これから自分でインフルエンサーを目指してお金を稼ぎたいという人へ、私が思いつく最善の道を考えてみました。
- ゼロからのブログやツイッターの様子の記録を取って行く
- それを逐一発信する
- 共感を得てくれる人や応援してくれる人を増やしていく(ツイッターが効果的)
- そこからブログ誘導してアフィリ案件成約やアドセンス踏ませる
- ブログの収益報告
- ①から⑤を繰り返して、売り上げ実績を大きくしていく
- ファンを増やしていく
- コンテンツ販売、セミナー実施、オンラインサロン開講
という流れなんですが・・・
やっぱりなろうとしてなるもんじゃないですね。
金稼ぎを目的にインフルエンサーになるよりも、とりあえず自分が好きな事や人から応援されるようなことやっておいて
後々「いつのまにかインフルエンサーと呼ばれてました」って流れが最善ですね。
あくまで私個人がインフルエンサービジネスに対して感じている個人的な感想です。
何度も言うように、インフルエンサーは
「好きな事をやっている人」や「何かにチャレンジしている人」、「応援したくなる人」が後天的になっていくものです。
まずは目の前の情報発信にしっかりと向き合うこと。
お金稼ぐためにインフルエンサーになるというのは考えが浅いです。
いきなりインフルエンサーに成ろうとを考えていた人は、改めて考え直してみてはいかがでしょうか。